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学びを結果に変えるアウトプット大全

wataru

知恵のポータルにおいて一番最初のポータルである「学びを結果に変えるアウトプット大全」をご紹介したいと思います。

どれだけ知識や情報を得ても、それらをアウトプットしなければ記憶には定着せず、せっかく時間や労力をかけても意味のない投資となってしまいます。
インプットに比べて蔑ろにされがちなアウトプット術という知恵をこの本から学び、人生を豊かにするための一歩を踏み出しましょう!

書籍情報

著者樺沢紫苑
出版社サンクチュアリ出版
出版日2018/8/3
ページ数269 ページ
目次・CHAPTER1 アウトプットの基本法則 RULES
・CHAPTER2 科学に裏付けられた、伝わる話し方 TALK
・CHAPTER3 能力を最大限に引き出す書き方 WRITE
・CHAPTER4 圧倒的に結果を出す人の行動力 DO
・CHAPTER5 アウトプット力を高める7つのトレーニング法 TRAINING
著者略歴精神科医、作家。1965年生まれ。1991年、札幌医科大学医学部卒。 2004年からシカゴのイリノイ大学に3年間留学。帰国後、樺沢心理学研究所を設立。SNS、メールマガジン、YouTubeなどで累計40万人以上に、精神医学や心理学、脳科学の知識・情報をわかりやすく伝え、「日本一、情報発信する医師」として活動している。月に20冊以上の読書を30年以上継続している読書家。そのユニークな読書術を紹介した『読んだら忘れない読書術(サンマーク出版)』は、15万部のベストセラーに。その他、『いい緊張は能力を2倍にする(文響社)』、『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す神・時間術(大和書房)』など、28冊の著書がある。 公式ブログ:https://kabasawa3.com/blog/

このような方にオススメ!

「アウトプットの基本を身につけたい方」

知識を記憶に定着させたり、経験を積む場合にはアウトプットは必須です。
アウトプットの方法はいくつかありますが、この本ではどのようにアウトプットすればいいのか分かりやすく解説していますので、自分が取り組めそうなアウトプット術を選んで身につけましょう。

「なかなかインプットしても知識として身につかない方」

インプットとアウトプットは表裏一体の関係にありますが、どれだけインプットをしてもアウトプットしなければ記憶や経験に定着しません。
現在、知識や情報を得ることに偏重している場合は逆にアウトプットの量を増やす転換が必要となります。

「自己成長して何か成し遂げたいことがある方」

昨今は自己成長のためにYoutubeで情報を得たり、資格取得のために勉強をされたりする方が増えてきたように思えますが、それらは何かを成し遂げたい目的のための手段とも言えます。

例えば、海外で働くために英語のリスキリングをしたり、収入を増やすために副業を
する等が挙げられますが、これらに共通するのは、「アウトプット無しには成し遂げられない」ということです。

成し遂げたい目的があるのであれば「行動する」というアウトプットを心掛けましょう。

MW(ムウ)
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本書は自己成長に欠かせない知識が多いので、万人に刺さる内容です!

この本をまとめると?

「圧倒的に結果が出るアウトプット術をまとめた本」

「学んだことを誰かに伝える」「感じたことをSNSに投稿する」「Youtubeで学んだことを実践してみる」等アウトプットは多種多様ですが、この本ではアウトプットの基礎知識から具体的にどのようなアクションを起こせばいいのかを丁寧に解説してくれている本です。

テーマとしては「話す」「書く」「行動する」の3つですが、簡単に取り組めるものから抽象的なものまで幅広く紹介されているので、比較的取り組みやすいものを選んで実践してみるのがオススメです。

得られる知恵は?

「飛躍的に自己成長するための知恵」

インプットした情報や知識をアウトプットしなければ知恵に昇華することはほぼ不可能なので、当ブログのトップバッターとしてこの本をご紹介致しました。

「アウトプット術」という知恵を頭へインストールしておくと人生そのものが学びとなりますので、まずはこの本からあらゆる学びの基礎となるアウトプット術を学んで頂ければと思います。

知恵獲得レベル

(level.2)

ページ数は一般的な書籍に比べて若干多いですが、文章も重要部分にマーカーが引いてあって読みやすい構成となっており、図解も交えて解説しているので、意外とサクサクと読んでいけると思います。

ただし、どのようなアウトプットをするかという考えを前提に読み進めていく必要があるため★2としました。

MW(ムウ)
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ほとんどのページに図解があり、多くのページでスペースを割いているのでテキスト部分は実質3/4くらいです。

知恵を得るためのポイント

「2週間に3回アウトプットしないと意味がない」

しつこいようですが、どれだけインプットしてもアウトプットしなければ、得られた知識や情報は記憶に定着しません。

著者の樺沢先生は「情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると、長期記憶として残りやすくなる」と述べられていますが、これはあくまで目安であり、2週間どころか毎日アウトプットを行えばそれだけ長期記憶に定着し、何かのきっかけで得た情報をき出したいときでも、人が車を難なく運転できるように自然とアウトプットできるようになります。

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分かりやすい例は「1週間前に食べたご飯は思い出せない」が挙げられます。

「インプットとアウトプットの黄金比は3:7」

アウトプットの量を増やすとはいえ、インプットに対してどのくらいアウトプットすればいいのかと疑問が湧き上がりますが、本書では「インプット:アウトプット=3:7」の割合をオススメしております。

ただし、このアウトプット量のほうが大事というのは人によって習熟度が異なるため、全く事前情報がない場合でアウトプット量を増やしても、思ったような結果が出ずに三日坊主になってしまうことも想定されます。

なので、個人的には初学者は「インプット:アウトプット=4~5:6~5」からスタートし、慣れてきたらアウトプット量を増やしていくのがよろしいかと思います。

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なかなか行動できない方は「インプット過多」に陥っていることが多いので、意図的にアウトプットの比率を高めていきましょう!

「インプット→アウトプット→フィードバックのサイクルを
回し続ける」

インプットよりもアウトプットのほうが大事であることは度々述べられていることですが、加えてフィードバックも大切です。

フィードバックは「見直し」「反省」「改善」等のアウトプットの結果に対して、どのように修正すべきか、もしくは現状維持でアウトプットを増やすか等の検討するフェーズとなります。

勉強で例えるなら、インプットは教科書等のテキストを読み、アウトプットは問題集を解く、フィードバックは解答結果に対して、インプットに再度戻るべきかアウトプットの量を増やすか等を考えることになります。

どれだけアウトプットしてもフィードバックがなければそれが正しいのかどうかが分からないため、必ずインプット→アウトプット→フィードバックというPDCAを回しましょう。

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ネガティブなフィードバックであってもクヨクヨせずに
回し続けるマインドも重要です!

アクションプラン

「SNSで情報発信する」

比較的手っ取り早く取り組めるのがSNSによる情報発信です。

XやFacebookであれば登録すればすぐに発信できるのでオススメですが、気をつけなければいけないのが「いいね」がつかなかったり、アンチコメントされることによってモチベーションが下がってしまうことです。

承認欲求を得たいがために情報発信すると続かないことがよくあるので、目的を「自己成長するため」としておくと良いでしょう。

また、どうしてもSNSを始めるのが億劫だという方は、食事したお店や訪問した観光スポット等にGoogleマップにてコメントしておくのがオススメです。

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Googleマップのコメントは星だけつけることもできるので、数秒でアウトプットできます。

「日記を書く」

「日記を書くのは恥ずかしい、、、」という方は結構多いですが、日記を書くことはアウトプット力を磨く上でのいいトレーニングとなるのでオススメです。

本書でも日記を書くことのメリットとして「各能力が高まる」「レジリエンス(ストレス耐性)が高まる」「楽しいを発見する能力が高まる」等を挙げておりますが、1日の出来事を日記に書くだけでもストレス発散効果があるので気軽に取り組まれるとよいでしょう。

特に難しく考える必要はなく、日中にあった出来事に対しての感情をそのまま書けばよく、誰かに見せるわけでもないので、ありのままを綴れば大丈夫です。

個人的には1日の中で「良かったこと」「反省点」「改善すべきこと」も合わせて書くと自己成長が加速していきますのでご参考ください。

MW(ムウ)
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なかなか文章が思い浮かばない方は
今日も一日ありがとう」と感謝を書くだけでも効果が
ありますのでオススメです!

「目標を書いてTodoリストを作る」

人間は何か新しいことを始めるよりも、現状のままでありたいと考える傾向があります。どれだけインプットしてもアウトプットしなければ意味がないというのは再三申し上げてきましたが、どのようなアウトプットをするかを決めておかなければインプットしたという現状のままで満足してしまいます。

そうならないためにも目標を決めて置く必要があります。その目標を達成するために何をすべきかリスト化したのがTodoリストですが、すべきことが明確になっているので集中してタスクに向き合うことができます。

タスクが完了してTodoリストを消していけば爽快感や達成感が生まれてモチベーションアップにも寄与するので、何かを始める場合は必ず目標を立てて、目標達成のためのTodoリストを作成するのをオススメします。

MW(ムウ)
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Todoリストは「紙に落とし込む」ほうが効果が高いと
言われていますが、自分のスタイルに合ったやり方を
模索していきましょう!

まとめ

今回は自己成長を促すための知恵を紹介しましたが、当ブログを開設するきっかけとなった本でもありますので多くの方が本書の知恵を獲得して頂ければ幸いです。

また、合わせて「学び効率が最大化するインプット大全」もご紹介しておりますので、インプット大全・アウトプット大全をセットで学ばれるとよいでしょう。

なお本記事では、知恵を得るために事前にインプットしておきたい情報のみを厳選して記載しておりますので、本書の知恵を得たいと思った方は実際に手にとって読んで頂ければ幸いです。

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プロフィール
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読書ブロガー
知恵のポータル管理人であり、書籍から知恵を得るために日頃から学び続けている知恵の探求者。知恵のポータルでは、日常でなかなか書籍を読めないという方でも短時間で理解しやすいように、情報を必要最小限にまとめて紹介しています。主にファイナンス・ビジネス・マインド・タイム・ヘルス・リレーション・アビリティ・リベラルアーツの8つを分野をメインに人生を豊かにするための知恵を提供します。
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